日本から来た友人達とモンゴル観光の3日間ーその2

モンゴル
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8月11日(月)モンゴルノマディックキャンプへ

この日はウランバートルから西へ約60km、トゥヴ県アルガラント村にある Mongol Nomadic Camp公式サイト)へ出かけました。ここでは、モンゴルの伝統的な遊牧民の暮らしを凝縮して体験することができます。数か月前からメールで問い合わせをして予約をしていました。

朝7:30、フラワーホテルまで迎えの車をお願いしていました。迎えに来てくれたのは、若くて感じのよいドライバーでした。車でウランバートルの街を離れ約2時間でキャンプに到着しました。日本から来たお友達は初めて見るモンゴルらしい草原の風景を車中から見ることができました。


ツアリストキャンプに到着

受付の女性はモンゴル語しか話せませんでしたが、ドライバーさんがGoogle翻訳を駆使して助けてくれました。私たちは2人ずつに分かれて、観光用ゲルを割り当てられました。

ゲルの中はとても清潔で、ベッドごとに電源があり、タオルやヒーターも完備。トイレもレストラン横にあり、トイレットペーパー付きで清掃も行き届いていました。日本人観光客でも安心して泊まれる設備です。


モンゴル遊牧民プログラム

午前中は、いよいよ「モンゴル遊牧民プログラム」に参加。団体旅行で訪れている日本人や中国人観光客がほとんどで、私たちのように個人参加は少数派でした。

まず、草原方向から馬・ヤク・ラクダに乗った遊牧民が伝統衣装をまとって登場しました。可愛い3歳の男の子も馬に乗って現れました。参加者は一緒に写真を撮ったり、順番に動物に乗せてもらいました。K子ちゃんは白いラクダに挑戦!最初は座り込んで立ち上がろうとしなかったラクダですが、遊牧民のおじさんが掛け声をかけてようやく立ち上がり、歩き始めました。

その後は、モンゴルの伝統的な生活を見学しました。ゲルの中では馬乳を蒸留した酒「アルヒ」の製造過程や、天井に吊るされた乾燥チーズ「アーロール」、さらに動物の胃袋を使ったチーズ袋など、遊牧生活の展示を見学しました。

別のゲルでは、カザフ族が鷹を飼う様子を見せてくれ、私たちも民族衣装を着て記念撮影。また別のゲルでは馬頭琴やホーミーの演奏も披露され、ゲルの構造や男女の座る位置、嗅ぎタバコを使った伝統的な挨拶なども見せてもらいました。

2時間のプログラムの最後は、遊牧民たちが再び動物に乗って草原へ帰っていく演出でした。短いながらも、遊牧民の暮らしをギュッと凝縮して体験できるとてもよいプログラムでした。


ランチ

昼食はキャンプ中央のレストランでいただきました。私の名前が書かれたテーブルに案内され、羊肉を熱した石で調理する伝統的な料理「ホルホグ」やサラダをいただきました。

食事中、オーナーの女性がテーブルに挨拶に来てくれました。以前メールでやり取りをしていたのがこの方でした。後ほど日本語が話せるスタッフが来てくれるとのことでした。


乗馬体験

午後は草原での乗馬体験。午前中に登場した遊牧民の男性2人が馬を引いてくれ、1時間ほどのんびり歩きました。友人2人の馬を引いた遊牧民のおじさんはモンゴル語でしきりに2人をナンパしていました。私たちは「チャラ男」と呼ぶことにしました。友人2人はモンゴル語の意味が分からずキョトンとしていました。私が適当に通訳してみんなで大笑いしながら楽しく乗馬を楽しみました。初心者でも安心してできる体験でした。


夕暮れから星空まで

乗馬の後はゲルで昼寝をしたり、敷地内のアートギャラリーを見たり、草原を散歩したりしてのんびり過ごしました。

夕食もレストランでいただきました。ビーツのサラダ、ボーズ、ホーショールなど伝統料理をモダンにアレンジした料理が並び、とても美味しかったです。

その後、オーナーの息子さんがテーブルに来てくれました。日本の高校・大学で学び、国際ビジネスを専攻されたそうで、日本語も流暢な方でした。私が予約時に電話で話したのも彼でした。日本人の感覚をよく理解されていて、キャンプの運営にもその視点が活かされていました。

夜は8時過ぎまで明るく、9時半頃にようやく暗くなったので、草原に出て星空を観賞しました。北斗七星がくっきり見え、空が近く感じられました。ただこの夜は満月に近く月明かりが明るすぎたのが少し残念でした。真夜中になればもっと美しい星空が見えたそうですが、夜は肌寒く、ヒーターを入れたゲルに戻って朝までぐっすり眠りました。


明日はウランバートルに戻り、ショッピングや博物館めぐりをします。

つづく。

今日のモンゴル語
Бид жуулчны баазад байрлаж, морь унасан. Маш хөгжилтэй байсан.
(Bid juulchny baazad bairlaj, mori unasan. Mash khögjiltei baisan.)

ツーリストキャンプに泊まり、乗馬などを楽しみました。とても楽しかったです。

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