モンゴルで子どもの健やかな成長を祝う伝統儀式に参加しました

モンゴル
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先日、モンゴル人の同僚の先生から、親戚のお子さん(姪のイスリーちゃん、1歳)の「セブレグウルゲーフ( Сэвлэг үргэх)」というお祝いの席にご招待いただきました。

「セブレグウルゲーフ( Сэвлэг үргэх)」は、子どもの健やかな成長と健康を願って行われる伝統的な儀式で、日本の七五三のようなお祝いだそうです。家族や親戚、友人たちが集まり、子どもの髪にハサミを入れて成長を祝福し、その後、両親が髪を剃るという流れです。
参考リンク:Tradition of First Hair Cutting Ceremony (mongolianstore.com)

お祝いに何を持って行ったら良いかお聞きしたところ、「20,000₮程度のお祝いのお金」とお菓子が一般的とのことでした。私は、封筒にお祝い金とメッセージカードを入れ、スーパーで買ったお菓子を詰め合わせて持参しました。

当日、同僚の先生が車で迎えに来てくれ、イスリーちゃんのお父様のご実家へ向かいました。お宅にはご両親、お祖父様、お祖母様、ご親戚の方々、従姉妹、従兄弟たちが集まっていました。

「私の名前はMarikoです。日本人で、JICAのボランティアとしてモンゴルの技術学校でコンピューターの授業をしています」と自己紹介をしました。皆さんとても温かく迎えてくださりました。テーブルには2月のツァガンサルのようなごちそうがたくさん並んでいました。

モンゴルの伝統的な挨拶の「嗅ぎタバコ(タバコの匂いを嗅ぐしぐさ)」が行われ、ミルクから作られる透明なウォッカ「シミーンアルヒ」も振る舞われ、伝統的なお祝いが始まりました。

そしていよいよ、イスリーちゃんの髪を切るセレモニーが始まりました。お祖父様やお祖母様、ご親戚の方々が、まずスーテーツェ(塩入ミルクティ)をひと口飲み、お祝いの言葉を述べて、お祝いを渡してから、そっと髪にハサミを入れていきます。

私の番が来たので、皆さんに倣ってそっと髪を切らせていただきました。お祝いの言葉は日本語で伝えましたが、笑顔で受け入れていただきました。

儀式の後は、お料理をいただきながら、昔の写真を見たり、思い出話を聞いたり、歌を歌ったりと、楽しいひとときを過ごさせていただきました。

このようなモンゴルの伝統的な行事に参加できたことを心から感謝しています。

今日のモンゴル語
Хүүхдэд зориулсан “Сэвлэг үргэх” арга хэмжээнд намайг урьсан.
(Khüükhded zoriulsan “Sevleg ürgekh” arga khemjeend namaig urisan.)

モンゴルの子供の成長を祝う伝統儀式”セブレグウルゲーフ”にお招きいただきました。

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