モンゴルの田舎へアドベンチャーツアー① 〜 アルハンガイ・龍城遺跡へ

モンゴル
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モンゴル最大の祝祭「ナーダム」の休暇(2025年7月11日〜15日)を利用して、JICA海外協力隊の同僚たちと一緒に、モンゴルの西部へアドベンチャーツアーに出かけました。ウランバートルから約1,700kmを走破する、草原・遺跡・湖・砂漠をめぐるオフロードの旅。時に過酷、でも信じられないほど楽しく、忘れがたい体験でした。

その記録に残すため、数回に分けてブログにまとめたいと思います。まずは1日目と旅の概要からご紹介します。

全体の旅程:(約1,700km)

7月11日(金)|ウランバートル〜アルハンガイ:龍城遺跡・ウギー湖

  • 午後:ナーダム開会式観覧後、匈奴帝国の首都「龍城遺跡」へ出発(約5時間)
  • 夜:日没直前に龍城到着、発掘現場で夕日を鑑賞
  • 深夜:ウギー湖畔の「ハタンウギーキャンプ」到着・宿泊

7月12日(土)|アルハンガイ:テルヒーンツァガーン湖へ

  • 朝:火山活動で形成された湖を目指して出発(約360km)
  • 途中:奇岩タイハル遺跡、ジャルガラント鹿石(世界遺産)、チョルート川渓谷などを見学
  • 夜:湖畔の「マイハントルゴイキャンプ」宿泊

7月13日(日)|ザブハン州:ウラーグチーンハラ湖へ(400kmオフロード)

  • 湖に囲まれた砂丘の景勝地へ移動、「ハラノールツーリストキャンプ」泊

7月14日(月)|塩湖ヒャルガス湖・奇岩・川・乗馬体験

  • 塩湖ヒャルガス湖、アーチセムジッドハド(奇岩)、ムハールティーンゴル(砂丘に消える川)など見学
  • ヘツーハッドキャンプ宿泊

7月15日(火)|ウラーンゴム空港からウランバートルへ

◆1日目:ナーダム開会式鑑賞後、龍城遺跡へ

ナーダムの開会式を観覧した後、私たちは午後1時半頃、3台の車でウランバートルを出発。初日の目的地は、この旅のハイライトでもある匈奴帝国の首都「龍城」遺跡です。

昨年モンゴルの著名な考古学者であり、龍城遺跡を発見したイデルハンガイ先生の研究室を訪ねた際、非常に興味深い話を聞きました。

「夏至の頃、最後の夕陽が都の中心を貫くように都市設計がされていた


その瞬間を見るには、日没までに現地に到着する必要がありました。モンゴル人ドライバーたちは草原を突っ切り、道なき道をオフロードで疾走し、沈む太陽と競うように走り、午後8時ごろ、ついに日没直前に龍城に到着!

草原の中に広がる広大な遺跡、そして山の彼方に沈むオレンジ色の太陽、言葉にできないほど感動的な瞬間でした。

その後、真っ暗な中をさらに車で走り、ウギー湖畔の「ハタンウギーキャンプ( Хатан Өгий / Khatan Ugii Tourist Camp)」に着いたのは深夜でした。初日から感動でいっぱいの1日となりました。

今日のモンゴル語
Баяр наадмын өдрүүдэд хөдөө орон нутгаар явсан.
(Bayar naadmyn ödrüüded khödöö oron nutgaar yavsan.)

ナーダムの休暇中にモンゴルの田舎へ旅行しました。

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