週末、料理研究家・ゆうこ先生のアトリエで、「ウランバートルで和菓子作りとお抹茶を楽しむ会」第4回が開催されました。
この会は、月に一度、日本の季節を感じながら、和菓子作りや美味しい和食、お抹茶を楽しむ贅沢なひとときです。ウランバートルに長く暮らす日本人の方々が集い、美味しい和食をいただきながらおしゃべりを楽しみ、和菓子作りに挑戦してお抹茶とともにいただきます。
今回のテーマ:「青梅の季節」
和菓子:きな粉棒
今月の和菓子は、どこか懐かしい「きな粉棒」。
材料は以下の通り:
- きな粉
- 白砂糖
- 黒糖
- 麦芽糖水飴
作り方はシンプルです。
白砂糖、黒糖、麦芽糖水飴、水を混ぜて電子レンジで加熱し、温かいうちにきな粉と合わせます。生地の硬さを見ながら分量を調整してまとめ、打ち粉にきな粉を使って生地を成形します。ねじったり、丸めたり、猫の形にしたり。
私は初めてきな粉棒をいただきましたが、甘さ控えめで上品なお味。抹茶との相性もよさそうです。
今日のお楽しみ和食
今回も、季節を感じるお料理が美しく並びました。
- 餡かけ豆腐:モンゴルでは珍しい、とろけるような柔らかさの豆腐に、優しい餡がかかった逸品。
- 焼き物:香ばしく焼いた練り物に、大根おろしを添えて。
- 煮物(筑前煮):日本から持参したごぼう入り。ほっとする味わい。
- 2種類のナスの味噌餡かけ:胡桃入りの甘味噌餡がとろけるナスに絡んで美味しい。
- お漬物:プチトマトや蓮根など、丁寧に仕込まれた繊細なお漬物。
- お吸い物:えのきとわかめ。
- 甘味:餡かけみたらし団子。もち米をついて作った団子に、ほんのり甘い餡。
どれも心にしみるような美味しさでした。ゆうこ先生、毎回本当にありがとうございます。
お抹茶の時間
お食事のあとは、お盆点前でお抹茶を点てて作りたてのきな粉棒とともにいただきました。
参加者みなさんが、一服ずつお抹茶を点てました。時に真剣に時に大爆笑しながらお抹茶を点てる体験をしました。自分で点てたお茶は、ひときわ美味しく感じられますね。
使用した道具はこちら:
- お盆:らんたい
- ポット:小ぶりの電気ポット
- 抹茶茶碗:「青もみじ」「遠山」
- 茶筅、茶杓(今回の銘は「初夏の風」)
- 棗:「フブキ」
- 建水
- 抹茶:一保堂「初昔」
- お香:松栄堂「堀川」
- 香炉:モンゴルで購入したもの
次回は「七夕」
次回の開催は7月中旬です。テーマは「七夕」。涼しげな和菓子を作る予定だそうです。お抹茶も冷茶にしてみようかと考え中。今からとても楽しみです。
















みんなでお点前をしました
今日のモンゴル語
Бид Монголд цайны үдэшлэг хийсэн.
( Bid Mongold tsainy üdeshleg khiisen.)
モンゴルでお茶会をしました。
コメント