今週、M高専とS高専、それぞれの卒業式に参列する機会をいただきました。
M高専では、今年初めてコンピュータ工学科の卒業生が誕生しました。私が授業を担当した学生たちでもあり、思い入れもひとしおです。卒業生10名のうち半数は日本の企業への就職や、日本の大学への進学が決まっています。彼らの未来が楽しみです。
卒業式は講堂で行われ、私は来賓者席に座らせていただきました。JICA関係者、日本企業の代表者も招待されており、またM高専の理事、日本の高専機構、品川区長などからのビデオメッセージも披露されました。
ガウンに身を包んだ学生たちが、一人ずつ校長先生から卒業証書を受け取る姿は、まるで映画のワンシーンのようでした。各学科の担任教員によるスピーチも心に響くもので、特に一緒に働いた、コンピュータ工学科の担任の先生の言葉には胸を打たれました。ご自身も最近まで学生だった若い先生が、担任として迷いながらも学生たちの成長を見守ってきたことへの想い、そして生徒を預けてくれた保護者や学校への感謝の言葉に、思わず涙ぐみそうになりました。
式典後は、スフバートル広場に移動して記念撮影を行い、その後、シャングリラホテルのカフェテリアで皆さんと食事を共にしました。こんな素晴らしい節目に立ち会えたことに、心から感謝しています。
翌日はS高専の卒業式に参列しました。大学の講堂で行われ来賓者席にご案内いただきました。S学園の創設者のガラ氏を始め、多くの来賓の方が近くに座っておられました。昨日と同様にJICAや日本企業の方も出席していました。S高専のコンピュータサイエンス学科はまだ開講4年目のため、卒業生は来年が初となります。私が授業を担当している学生たちが、その第1期生になるので、来年の卒業式にはぜひ個人的にも足を運びたいと思っています。
校長先生や来賓の方々からの卒業生に送るスピーチの中で度々出てきたのが、「学校を卒業したら勉強が終わるのはありません。社会に出ても新しい技術を常に学び続ける姿勢を忘れないで世界に通用するエンジニアになってください」というメッセージでした。これは私がエンジニアとして長く働いた経験から、若い世代にぜひぜひ伝えたいメッセージです。
今回の卒業式には、着物で出席しました。私は着付けの講師資格を持っていて、着付けは15分ほどでできます。こんな特技が海外で役に立ちました。
卒業生たちの旅立ちの瞬間を見ることができ、本当に幸せな時間でした。彼らの未来に、たくさんの希望と幸せが訪れることを願っています。







今日のモンゴル語
Би Косэнгийн төгсөлтийн баярт оролцсон. Би үнэхээр сэтгэл хөдөлсөн.
(Bi Kosengiin tögsöltiin bayart oroltsson. Bi ünekheer setgel khödölsön.)
高専の卒業式に参列しました。とても感動しました。
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