これまでのブログでも何度かご紹介してきましたが、昨年より、日本のクラウドプロバイダー「さくらインターネット」社様にアプローチをし、新モンゴル高専で「Cloud Computing」授業の開講が実現しました(*関連記事は文末に記載)。この授業は、日本の高専機構と包括連携協定を結んでいるさくらインターネット社様の支援により、オンラインと対面で実施されました。
そして2025年5月末、授業の集大成として、さくらインターネット社様とその関係企業やお友達の皆さまがモンゴルを訪問し、2日間にわたる合同イベントが開催されました。
【1日目 午前】学生プロジェクト発表会
1日目の午前中は、高専内で「Cloud Computing」授業を受講した学生によるプロジェクト発表会が行われました。7チームに分かれた学生たちは、さくらインターネットのIaaSを使ってサーバーを構築し、その上で独自のアプリケーションを開発。柔軟な発想と実用性の高いアイディアに基づいた作品ばかりで、今すぐにでも使いたくなるようなシステムでした。以下が各チームのプロジェクトタイトルと概要です:
- Cashflow:お金の収支を可視化するシステム
- Tuluvluy:タスク管理+オンラインミーティングツール
- Timekeeper:サービス予約アプリ
- Yomimashyou:日本語学習支援ツール
- FutureHub:学習者支援、生徒と企業をつなぐプラットフォーム
- Live-event gem:各地で開催されているイベントの管理システム
- Tomoben:学生が楽しく一緒に学べる学習プラットフォーム
学生たちはこれまでアプリ開発の経験はあったものの、仮想サーバーにアプリをデプロイし、インターネット上で公開するという工程は今回が初めてでした。授業とプロジェクトを通して、実践的な技術を習得したことが発表から伝わってきました。
この発表は日本からのゲストに向けて、すべて日本語で実施しました。事前にプレゼン資料作成やプレゼンの仕方の指導をした成果も表れており、一生懸命に日本語で発表する姿が印象的でした。また、このような最新技術に触れる機会を作ってくださった日本の企業の方への心からの感謝の言葉を聞いてとても感動しました。
【1日目 午後】日本企業によるIoT講義
午後からは、日本からのゲスト企業によるIoT関連の特別講義が実施されました。ハンズオンを交えた先端技術、また楽しい講義内容に、生徒たちは目を輝かせて聞き入っていました。教室全体が技術への興味に包まれた、熱気あふれる時間となりました。
📝 関連記事:




今日のモンゴル語
Японы олон компанийн хүмүүс Монголд ирсэн.
(Yapony olon kompaniin khümüüs Mongold irsen.)
日本の企業からたくさんの方がモンゴルを訪問してくれました。
Оюутнууд Япон хэлээр төслөө танилцууллаа.
(Oyuutnuud Yapon kheleer töslöö taniltsuullaa.)
生徒たちは日本語でプレゼンテーションをしました。
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