産学連携による新技術「Cloud Computing」授業の開講

モンゴル
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昨年来、日本の高専機構と包括連携協定をしている日本のクラウドプロバイダー(以下、S社)にアプローチし、モンゴルの高専で新たに開講される「Cloud Computing」授業の支援についてディスカッションを重ねてきました。S社の皆様には授業の実現に向けて積極的にご協力いただき、昨年10月にはモンゴルを訪問し、現地視察を行ってくださいました。

その結果、今年の後期より新モンゴル高専において、4年生を対象とした「Cloud Computing」授業が正式に開講されました。この授業はS社のエンジニアの方が講師となり、オンラインで実施されます。今回は、開講にあたり、S社の方がモンゴルを訪問し、初回の2日間は対面形式の集中授業を行いました。

私も授業を見学させていただきましたが、実際のクラウド環境を活用し、多くのハンズオンが取り入れられ、学生たちは新しい技術に強い関心を持ち、意欲的に学んでいる様子が伺えました。

授業後は、高専の校長先生やS社のマネジメントの方々とともに、今後の展開について意見を交わしました。後期の授業の締めくくりとして、学生がこの授業で学んだことを発表する場を設け、また日本の他企業の方にもモンゴルを訪問していただき、学生たちが学んだことを直接見ていただくことを計画しています。その他、日本の大規模データセンターの見学なども検討されているそうです。

夜にはS社の皆様とビジネスディナーの席を共にし、モンゴルの魅力や、この授業が開講に至った幸運、そして今後の発展について、時に真剣に、時に楽しく語り合いました。今回の授業開講は、私が関わっているモンゴル高専支援活動の一つの大きな成果であり、実現できたことをとても嬉しく思っています。S社の皆様、新モンゴル高専の先生方のご尽力に感謝しています。

※以下の写真の掲載については許可を得ています。

今日のモンゴル語
Монголын Техникийн Сургуульд Үүлэн тооцооллын анги эхэллээ.
( Mongolyn Tyekhnikiin Surguulid Üülen tootsoollyn angi ekhellee.)

モンゴルの技術カレッジでクラウドコンピューティングのクラスが始まりました。

Шинэ технологийн ангийн нээлтийг Чингис шар айргаар тэмдэглэв.
( Shine tyekhnologiin angiin neeltiig Chingis shar airgaar temdeglev.)

新技術の授業の開講をチンギスビールで祝いました。

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