Day109: 2024/2/11 (Sun)
2月10日はモンゴルの旧正月でした。初日は私はモンゴル人の友人家族と一緒に彼のおばあさまの家を訪れました。(記事はこちら)翌日は、高専の同僚の先生、チュカさんの家族に招かれ、非常に楽しい時間を過ごしました。
チュカさんの両親は、ウランバートル北部の別荘地区に住んでいます。車で約30分の距離でした。
到着後、私はご両親とモンゴル独特の挨拶を交わし、お祝いのお金を贈りました。やがて、多くの親戚が次々に訪れ、彼らともモンゴル式の挨拶をして自己紹介をしました。皆さん、伝統的なデールを身に着けていました。
食卓には、前日訪れた家と同様に、羊の丸ゆで「オーツ」、クッキー、チーズ、アーロールを盛り付けた「ヘビンボーブ」、羊肉入り蒸し饅頭「ボーズ」、ポテトサラダ、様々なドライフルーツ、ナッツ、チョコレートが美しく並んでいました。銀の容器に塩味紅茶「スーテーツァイ」を入れていただきました。
こちらの家族にも、日本に留学経験のある人や、日本人と結婚して日本に住む人がおり、日本に対する理解が深いことが分かりました。チュカさんの娘さんは日本語が堪能で、私とご両親(娘さんのお祖父様、おばあさま)の会話を通訳してくれました。彼女は日本で4年間幼稚園、小学校に通い、モンゴルに帰ってからは日本のアニメやゲームを通じて日本語を勉強しているそうです。
羊の丸ゆで「オーツ」は、家で自ら調理するのか尋ねたところ、一頭分の羊肉を購入し、大きな専用蒸し鍋で蒸すとのことでした。どの家庭にも、羊肉を蒸すための専用鍋があるとのことです。かつて日本の家庭に餅つき機があったのと似ていますね。また、旧正月前の数日間は家族で数百から数千ものボーズを作ると聞きました。
この家のお父さんは、高校生の時にモンゴルの数学コンクールで数回にわたり上位に入り、ソ連(当時)で開催されたコンクールの国の代表として参加したそうです。1968年5月15日付の新聞記事など、その時代の貴重な資料を見せていただきました。「戦車記念碑が開設」というヘッドラインは、時代を感じさせるものでした。
楽しいひとときを過ごした後、私たちは家の裏にある山を散策しました。頂上からの景色は息をのむほど美しく、山の空気は清々しく心地よかったです。この素敵な時間を共有していただき、心から感謝しています。













