Day108: モンゴルのお正月ツァガンサルに招かれて

モンゴル
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Day108: 2024/2/10 (Sat) 
2月10日はモンゴルの旧正月でした。モンゴルでは旧正月のことを「ツァガンサル(白い月) цагаан сар(tsagaan sar) 」と言います 学校は昨日から月曜日まで 4日間 お休みです。モンゴル人のお友達のチンバットさんがモンゴルの伝統的なお正月の行事に招待してくれました。お正月の朝、彼のおばあさまのお宅に挨拶に行き、親戚の方と会うそうです。招かれた側はなにを持っていったらいいですか?と聞くと、最近は2万トゥグルグぐらいのお金を渡すのが習慣だそうです。私は昨日ATM で2万トゥグルグのお札を何枚か引き出して封筒に入れて準備をしておきました。

朝9時過ぎにチンバットさんがお子さん達と一緒に私のアパートまで迎えに来てくれました。私がモンゴルに赴任してすぐのころ、チンバットさんのお宅にホームステイさせていただいたことがあるので、お子さんたちも私のことを覚えてくれていました。チンバットさんもお子さんもモンゴルの伝統衣装のデールを着ていました。

みんなで一緒に彼のおばあさまのお宅に行きました。ご親戚の方もたくさん集まっていました。85歳だというおばあさまは大変若々しく美しいデールを着て、テーブルの上座に座り、次々に訪れる親戚の方の挨拶を受けていました。年少者が手のひらを上に向けて年長者の腕の下に自分の腕を添え、右、左の順に頬を近づけて挨拶をします。私も見よう見まねで、モンゴル式の挨拶をして封筒に入ったお金を渡しました。みなさん、お金は封筒に入れないでそのまま渡していました。おばあさまから綺麗な嗅ぎタバコの瓶を渡されました。嗅ぎタバコの瓶を交換して匂いを嗅ぐモンゴルの伝統挨拶だそうです。

テーブルには羊1頭の丸ゆで「オーツ」、高く積み上げられたクッキーにチーズ、アーロールなどを乗せた「ヘビンボーブ」などの伝統的なお料理がならんでいました。「ヘビンボーブ」は必ず奇数個重ねるそうです。日本の鏡餅のようなものでしょうか。女性の方たちがキッチンでボーズ(羊肉が入った小さな饅頭)を蒸したりしているのを見せて頂きました。私は塩入り紅茶「スーテーツァイ」をいただき、ポテトサラダ、ボーズ、レーズンの入った甘いご飯「ウゼムテイボダー」など伝統的なお正月料理をいただきました。チンバットさんのご親戚には日本で勉強した方もおられて日本語ができる人や英語が堪能な方もいて色々話しかけてくださりました。現在、日本の筑波大学に留学している従兄弟の方と、ビデオコールをして、モンゴルと日本をつないで話もしました。帰り際にはチョコレートとソックスのお土産をいただきました。

今日のモンゴル語:
Сар шинэдээ сайхан шинэлээрэй!
(Sar shinedee saikhan shineleerei!)

新年おめでとう。よい新年を。

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