オンラインでヨガ、オンラインでお茶のレッスン

ヨガ
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仕事以外でも、日常のあれもこれもがオンラインの形態になってきました。オンラインになっていいこともありました。

1ヶ月ぐらい前から、毎週土曜日の朝、オンラインで陰ヨガのセッションを受けています。ヨガセッションを開催しているのは私の元同僚で現在はサンノゼに住んでいるMakikoさんです。彼女はアメリカ人のご主人の仕事の関係でサンノゼに移ってからヨガのインストラクターをしています。コロナウィルス の感染対策のためアメリカは日本より外出制限が厳しく、ヨガのクラスを開催できなくなっているのですが、外出制限が続き精神的に鬱々とする人が多くなっているので、ヨガを通してなにかできないかと思いオンラインレッスンを始めたそうです。レッスン料は取らないで、ドネーション制で開催してくれています。InstagramでMakikoさんの活動を知り、レッスンを受けることにしました。オンラインなら東京からでもMakikoさんのレッスンを受けることができます。レッスンはサンノゼの金曜日の夕方4:00PST、東京は土曜日の朝8:00 JSTから約1時間です。レッスンに参加しているのはサンノゼやサンフランシスコや東京などから。私は一週間の仕事が終わった土曜日の朝の楽しみになっています。平日はずっと自宅で画面に向かって仕事をし、オンラインで会議をし、寝るまでメールをチェックしてと、仕事と日常の切り替えができなくなっていますが、ヨガをしている間は仕事のあれこれを忘れて、自分の心と体の内側にだけ集中ができています。
今日はヨガマットとiPadを持って近くの公園に行き、屋外でMakikoさんの陰ヨガセッションを受けました。ほとんど人がいない早朝の公園でマットの上でシャヴァーサナ(ヨガの最後に仰向けで目を瞑って動かないポーズ)をしていると鳥のさえずりが聞こえ、自分がどこにいるのかわからない不思議な気分になりました。

そして、午後からはお茶のお稽古をオンラインで試してみました。2月以降、お茶のお稽古の集まりができなくなっていましたが、社中のみなさん(同門の一緒にお茶を練習している人たち)とはLineで近況連絡を取り合っていました。みなさんお茶が好きなので、自宅で一人お茶会をされているのですね。いつまで集まってお稽古ができないかわからないので、オンラインでお稽古をしてみませんか、と私が提案をして、オンライン会議を設定しました。今日は各自が画面の前で盆点(お盆の上でお茶を点てる略式の御点前)をして、みんなで一緒に御自服(自分で点てたお茶を飲むこと)する方式でお稽古をしました。盆点のおさらいにもなり、みんなであれこれ話をしながらお茶を点てて飲んでととても楽しいお稽古になりました。来月も外出制限が続くようでしたら、またオンラインお稽古を開催しようと思います。

コロナのせいであれもできない、これもできないと言い訳をしないで、工夫をしてできることを実践することが大切なのではないかしら。

随分前にヨガの先生からヨガ哲学の講義を受けていた時のメモより。
「カルマとはサンスクリット語で行為、行動。日常生活すべてがカルマ。日々どんなことでも行為、行動を起こすことが大切。考えているだけで、行為行動を起こさない限り人間の苦しみは解消しない。行為行動を起こす時に、その結果にとらわれてはいけない。純粋に行為行動に集中をする。例えば、この行為行動をするのは名誉のためとか、昇進するためとか、お金をたくさん稼ぐためとか、行動の結果を求めてはいけない。結果に執着をすると苦しみが生まれる。人が苦しむのは過去のことを後悔したり、将来のことを不安に思ったりするから。苦しみを解消するためには、この瞬間のことだけに集中し、この瞬間の行為、行動だけに集中する。例えば、イチロー。彼は野球が好きで、純粋にヒットを打つことにだけに集中をする。その結果が大記録に繋がるが、大記録という結果を求めて行為行動をおこしているのではない。野球が好きだからやるだけ。人が苦しむのは本来の自分でないものを自分だと認識し、それが変わることで苦しみが生まれる。例えば、人から評価される自分、外見を美しく着飾った自分、◯◯を所有している自分、◯◯に所属している自分。人から評価されなくなったり、容貌が衰えたり、お金がなくなり所有できなくなったり、会社を退職したりしたときに、これまで自分だと思っていたものを失うことによって、人は苦しむ。それらは本当の自分ではない。本当の自分は心の中にある変わらないもの。」

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