コロナウィルス の感染拡大が予想以上に深刻で、行動制限は長引きそうな現在。平常時に行っていたスポーツや文化的アクティビティはほぼすべてキャンセルとなり、仕事は2020年3月以降2ヶ月以上リモートワークをしています。暇な時間があるので、久しぶりにブログを書いてみようと思いました。
最近の仕事以外の楽しみは
- お料理やお菓子作りをしてInstagramに#stayhomeのハッシュタグを付ける
- お菓子レシピをCookPadに投稿する(https://cookpad.com/kitchen/11218236)
- オンラインxx会(オンライン同窓会、オンラインヨガ、オンラインお茶のお稽古会、オンライン親戚会、オンライン飲み会)
- 読書
- Apple TVでAmazon Prime配信ビデオを見る
今日のブログはApple TVでAmazon Prime配信ビデオを見るについて書きます。
「大草原の小さな家」は1974年から放送が開始されたアメリカのドラマです。NHKで放映されていた番組をリアルタイムで見ました。多分、初めて見た海外ドラマではないでしょうか。「奥様は魔女」が放送されていたのと同じ頃だったように思います。
ドラマは19世紀後半のアメリカの西部開拓時代のお話です。マイケル・ランドン演じるたくましく誠実なお父さん、美人で知的なお母さんキャロライン、金髪で碧い目が美しい長女のメアリー、ドラマの主人公の元気いっぱいの次女ローラ、末っ子のキャリーのインガルス一家のお話です。
このドラマが今(2020年5月現在)Amazon Prime Videoで全シリーズ視聴できます。何気なく見始めたのですが、40年以上前に見たドラマのほとんどのエピソードを覚えていたことに驚いています。ビデオを見ながら驚いたのは、19世紀後半ですから今から150年ぐらい前のお話なのですが、現代のことではないかと錯覚するようなことがテーマになっているエピソードがいくるもあることです。
- シーズン1 19. 救われた町:一家が住む町にネズミを介した感染病が蔓延したストーリーです。感染が疑われるお父さんは家族との接触を避け、家の外から20mぐらい離れたところに立ち、家族と話をします。キャロラインお母さんは作ったお料理を地面に置くと、家のドアを閉めます。お父さんは家族がうちに入ったことを確認して、地面に置かれたお料理を受け取り、感染者を助けるために街中に戻ります。まるで現在のことのようです。ドラマではその後も何度かペストなどの感染病がテーマのエピソードが出てきます。私たちは150年以上たっても感染症を克服することはできないのですね。地球には新しい感染症が出てきては人類が免疫をつけて克服し、また新しい感染症が出て、克服をしてを繰り返しているのですね。
ドラマのテーマは経済格差、貧困、いじめ、教育問題、子供の虐待、人種差別、女性蔑視、大災害、政治家の汚職、マスメディアの不誠実な情報、などなど。現代でも社会問題とされていることばかりです。私たちは150年前からあまり進歩していないのではないかと愕然としました。
毎回様々な問題がインガルス一家やその周りに起こるのですが、インガルス一家の誠実さ、正義感、愛情深さ、勤勉さ、信仰深さ、偏見のない心で問題に対処し解決し克服します。経済的には全く豊かではないけれど、一家は信じられないぐらい幸せに満ちています。もちろんドラマですから、この家族や友人たちは理想像なのですが、このドラマを見て、自分の心の中にある虚栄心や利己的な気持ちや偏見を思い知らされました。
今、世界中の人に見てもらいたいテレビ番組です。