アシュタンガヨガとヨガ哲学

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土曜日の朝、急に予定がなくなったので、以前TIPNESS ONEで習っていたユキオ先生のアシュタンガヨガのレッスンに参加してきました。

レッスン後のヨガ哲学のお話で心に残ったこと

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テーマ「ヨガの種類とその実践過程」

ヨガの語源はサンスクリット語で「結びつける」。魂(精神)と肉体を結びつけること。

カルマヨガ:カルマとはサンスクリット語で行為、行動。日常生活すべてがカルマ。日々どんなことでも行為、行動を起こすことが大切。考えているだけで、行為行動を起こさない限り人間の苦しみは解消しない。行為行動を起こす時に、その結果にとらわれてはいけない。純粋に行為行動に集中をする。

例えば、この行為行動をするのは名誉のためとか、昇進するためとか、お金をたくさん稼ぐためとか、行動の結果を求めてはいけない。結果に執着をすると苦しみが生まれる。

人が苦しむのは過去のことを後悔したり、将来のことを不安に思ったりするから。苦しみを解消するためには、この瞬間のことだけに集中し、この瞬間の行為、行動だけに集中する。

例えば、イチロー。彼は野球が好きで、純粋にヒットを打つことにだけに集中をする。その結果が大記録に繋がるが、大記録という結果を求めて行為行動をおこしているのではない。

人が苦しむのは本来の自分でないものを自分だと認識し、それが変わることで苦しみが生まれる。例えば、人から評価される自分、外見を美しく着飾った自分、◯◯を所有している自分、◯◯に所属している自分。人から評価されなくなったり、容貌が衰えたり、お金がなくなり所有できなくなったり、会社を退職したりしたときに、これまで自分だと思っていたものを失うことによって、人は苦しむ。それらは本当の自分ではない。本当の自分は心の中にある変わらないもの。

ヨガの本来の目的は人間すべてが持っている苦しみから解放されること。行為行動を起こし、結果に執着せず、今の瞬間に集中する。

何十回と聞いている「ヨガの本来の目的」。お話を聞くたびに、「ああ、そうだった。本来の目的を忘れいていた。もっとむずかしいポーズができるように、もっと人より上手くなれるように、と結果を求めるのはヨガの本質ではなかった。」と思い出します。

日々の全ての事について、あれこれ思い悩んだり、できない言い訳を考えないで、まずは行動を起こすこと。そして結果に執着しないこと。

心が浄化されたヨガ哲学のお話の後は、先生の奥様が作った美味しいサンバルカレーをみんなでいただきながら、ますます幸せな気分になった土曜日の朝でした。

 

 

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