8月から月1回受講を始めたヴィンヤサヨガ ティーチャートレーニングの記録
1回目はタイでヨガリトリート中だったため欠席。
前回のテキストから
Vinyasa(ヴィンヤサ)とは:呼吸のシステムを意味する。吸う呼吸、吐く呼吸の長さが重要。ヨガのAsana(アサーナ)プラクティスにおいて、Vinyasaが重要。正しい呼吸なしでAsanaのプラクティスはするべきではない。
2回目:9月25日
1. 座学
- 脳の3層構造について:
- 爬虫類脳:視床下部、脳幹や大脳基底核- 本能、感覚、潜在意識層
- 旧哺乳類脳:大脳辺縁系-感情、無意識層
- 新哺乳類脳:大脳皮質- 論理、言語、イメージ
- ヨガが視床下部を活性化させる。呼吸と動きをコントロールする。
- 瞑想(マインドフルネス)を実行するときに、視床下部が活性化されていない状態で行うと危険。
- 鬱の人は視床下部が活性化されず、脳の周辺部が活性で、外側からいろいろな思いが支配をして鬱になる。視床下部が不活性のため体は動かない。視床下部を活性化するにはヨガが有効。
- ヴィンヤサ:吸う呼吸が主導。吸うときに動く。ヨガは呼吸と動きを連動させる。
- ヨガの呼吸によって遅筋が活性化する。血流がよくなり、脂肪を燃焼する。細い筋肉がつく。ボディビルダーのように太くならない。
- 遅筋(赤筋):継続的に動く。酸素を燃料にしてい動く。姿勢を保つ。
- 速筋(白筋):瞬発力。長時間はうごかせない。無酸素。グリコーゲンを燃料にする。
- ヨガを実践すると、ヴィンヤサ(呼吸)によって、体内に酸素を必要とする細胞が増える。この細胞は糖分は必要としない。食事の量が自然に減る。
- 大腰筋と精神の覚醒について
- 30−50歳の身体の衰え
- 大腰筋は上半身と下半身を繋ぐ筋肉
- 大腰筋は身体の働きをコントロールする爬虫類脳(脳の中枢)と結びついている。
- 大腰筋を活性化させると爬虫類脳が活性化。瞑想と同様。
- 大腰筋を活性化させるポーズ
- ウッタカターサナ
- ナバーサナ
- ヴィラバドラーサナ
- バンダとは
- サンスクリット語で鍵。エネルギーをコントロールする手法
- 呼吸によりプラナ(生命源のエネルギー)が体内を流れる、このときにバンダが重要
- ムーラバンダ:肛門部を収縮して力を上昇させる
- ウディヤーナバンダ:日本語の丹田にあたる部分を力を入れて引っ込める
- ジャーランダラバンダ:心臓、首の腺、脳を含めた頭部への血流とエネルギーの流れの調整
- チャクラとは、サンスクリット語で「円」「球」。人間の身体にある気(エネルギー)の出入り口ポイント。
- 第1チャクラ:ムーラダーラ:ルート、尾てい骨、脊椎の一番下、本能的な欲求。腹が座る。
- 第2チャクラ:スヴァーディシュターナ:丹田、おへその下数センチ、自分という存在の気づき
- 第3チャクラ:マニプーラ:みぞおち、自らの好奇心を満たして活動する
- 第4チャクラ:アナーハタ:胸の中央、感じる感覚、受けれいる、今を感じる
- 第5チャクラ:ヴィシュッダ:のど、自己表現、創造性
- 第6チャクラ:アージュニャー:第三の目、二次元生を超えた視点、探究心
- 第7チャクラ:サハスラーラ:頭頂、宇宙との一体感
- グランティとは気「エネルギー」の流れを妨げる障害
- ブラマ・グランティ:本能的な欲求を満たすことに固執する。生きるとはなにかを考えなくなる。
- ウィシュヌ・グランティ:感情、愛情に執着。
- ルードラ・グランティ:開放されると悟りの境地に至る。閉ざされると「私」の執着
普通の人は「私」に執着
- フェヒナーの法則
- 人間の「感覚量(心理量)」は刺激強度の対数に比例する。
- 感覚量には重さ、音、味、臭、明るさ、暖かさ/寒さ、お金、時間などが考えられる。
- 感覚は相対的
- ヨガのAsana(アサーナ)で繊細に動くことにより身体感覚が敏感になる。アシュタンガヨガの3rd Seriesでは、力ではなくCore Practiceが重要になる
2. 実技
- Ashtanga Yoga Primary Series、立位の各ポーズの注意点、アジャストの仕方について
3. 感想
- 6時間半にわたる講義と実技で頭が疲れました。受講者はすでにヨガインストラクターをしている人も多く、ヨガ理論を理解し、ご自分のレッスンでより高度な指導ができるようにと、向上心を持っておられる方が多いです。座学では質問が多数だされ、先生はそれに対して、すぐに答えてくださるので、独学で勉強するより、理解が早いと思います。
- バンダ、チャクラという言葉はヨガのレッスン中に聞きますが、具体的になにかは理解していませんでした。今回の説明でも文字では理解できても、まだ自分のものとして理解、納得できていないので、次回、先生に質問をしてみようと思います。
- プライマリーシリーズ、立位のポーズの実技はたいへん有意義でした。普段の練習では、惰性でポーズをとっていましたが、正確な身体の位置、角度を理解したので、明日からのレッスンで実践したいと思います。
- 次回は10月最終日曜日。